貿易とは、海外から買い物をすることです。
輸出をすると、日本人が儲かります。
輸入をすると、外国人が儲かります。
どの国も、輸出は増やしたいけど、輸入は増やしたくないです。
その理由と対処法を考えていきます。
貿易
貿易とは、国をまたいで買い物をすることです。
輸出をすると、日本人が儲かります。
例えば、日本人は、車をアメリカに輸出しています。
すると、アメリカからお金が入ってきます。
つまり、輸出をすると、日本人が儲かります。
一方で、輸入をすると、外国人が儲かります。
例えば、日本はアメリカから米を輸入しています。
つまり、輸入をすると、外国人が儲かります。
自由貿易に反対
自由貿易に反対する人は「外国人が儲かると悔しい」と感じます。
自分の国だけ儲かりたいです。
外国人には、儲かってほしくないのです。
そのため「輸出を増やして、輸入を減らしたい」とみんなが考えています。
外国人が儲かるのは悔しいと考えている人は「輸入はダメだ」と主張しています。
そのため自由貿易に反対しています。
自由貿易に賛成
しかし、一方で、自由貿易に賛成している人もいます。
外国人も仲間として考えて、仲間と一緒に協力するべきだ、という考え方です。
自由貿易のメリットは、自由貿易をした方が「世界全体で」見た時に、経済が良くなる点です。
自由貿易をした方が、世界が発展します。
その理由は、それぞれの国が得意なことを生かして生活できるようになるからです。
例えば、アメリカは、米を作るのが得意で、日本よりも安く米が作れます。
一方で、日本は車を作るのが得意で、アメリカよりも安く作れます。
それなら、お互いに得意なことを生かして、協力して生きていくほうが良いです。
このように、自由貿易は、商品を作る人にとってメリットがあります。
自由貿易があると、自分の得意なことに集中できるのです。
また、自由貿易があると、お客さんも嬉しいです。
なぜなら、お客さんがより良い商品を選ぶことができるようになるからです。
例えば「日本の米しか買えない」という状況よりも「日本の米もアメリカの米も買える」という状況の方が、好きな方を選ぶことができます。
以上の話をまとめると、自由貿易のメリットは2つです。
・作る人が得意を生かせる
・お客さんが安い商品を買える
自由貿易をすると、作る人は、得意な産業に集中することができます。
また、お客さんは安いものを買えるようになります。
自由貿易は、メリットがある仕組みです。
貿易が自由なほど、世界が豊かになりやすいのです。
FTA
自由貿易にはメリットがあります。
そのため、自由貿易を広げていこうという取り組みが進んでいます。
その一つがFTA(自由貿易協定)です。
FTAは、貿易を増やすことを目的に作られた協定です。
EPA
FTAのさらにレベルが高いものがEPAです。
貿易だけでなくて、ヒト、お金の動きも活発にしようというものです。
FTAは、モノやサービスの貿易に限定した協定ですが、EPAは、ヒト、お金の動きの強化も目指します。
TPP
TPPとは、アジア太平洋のみんなで、モノ、ヒト、カネの動きを活発にしようとするものです。