古典派と、ケインズは違う考え方をしています。
どのように違うのか見ていきます。
GDP
「GDP」と「国内総生産」は、同じ意味です。
GDPは、一国の経済全体の規模を表しています。
日本の全部の生産を合わせたものがGDPです。
また、GDPの伸び率は「経済成長率」と呼ばれています。
GDPは、国の経済の大きさを表しています。
国の経済には、供給面と需要面があります。
供給と需要
供給とは、作るということです。
例えば、パンを作る人は、パンを供給しています。
パン屋さんが、「一日あたり何個のパンを作れるか」というのが、パン屋さんの供給面を見たものです。
一方で、パンを買うお客さんがいます。
パンを買う人がいるということは、パンの需要があるということです。
パンがどれくらい売れるのか、お客さんが何個買ってくれるのかは、パン屋さんの需要面を見たものです。
潜在GDPと実際のGDP
日本でどれだけのパンを作れるのかは、潜在GDPと呼ばれています。
一方で、どれだけ売って、どれだけ稼ぐかは、実際のGDPです。
潜在GDPは、供給面を表していて、実際のGDPは、需要面を表しています。
需給ギャップ
潜在GDPと実際のGDPのギャップのことをGDPギャップと言います。
または、需給ギャップと言います。
需給ギャップがプラスの時は、欲しい人がたくさんいるのに、供給が追いついてない状況です。
この時は、好況になります。
需給ギャップがマイナスの時は、商品が売れ残ってる状態です。
この時は、不況になります。