ここでは、「貯蓄=投資」の私なりの解釈の仕方を紹介します。
いろんな説明の仕方があると思いますが、私の場合は、下記のように解釈すると、理解しやすかったです。
参考程度にご覧ください。
はじめに
ここでは、2つの単語が出てきます。
「総供給」と「総需要」です。
総供給とは「どれだけ作ったのか」ということです。
総需要とは、「どれだけ売れたのか」ということです。
総供給と総需要が一致している時のことを「財市場が均衡している」と言います。
つまり、作ったものが全て売れている状況です。
財市場が一致してる状態とは「作ったモノ=売れたモノ」という状態です。
総需要
総需要とは、「どれだけ売れたのか」ということです。
ここでは「どれだけお金を支払われたのか?」を見ていきます。
売れたものとは、消費と投資のことです。
消費とは、個人の買い物のことです。
投資とは、企業の買い物のことです。
消費と投資を足し算すると「どれだけ売れたのか」が分かります。
ここまでのことを「総需要=消費+投資」という表し方をします。
総供給
総供給とは「どれだけ作ったのか」ということです。
まず「どれだけ生産されたのか」は、「所得」と同じ量です。
(ここが、私が一番、混乱したポイントです)
例えば、パン屋さんは、自分が生産した分を、所得として、受け取ります。
つまり、「生産の大きさ」=「所得の大きさ」なのです。
モノを作ったら、所得をもらいます。
所得をもらったら、その所得の一部を買い物に使って、一部を貯蓄します。
消費されないお金は、貯蓄されます。
つまり「所得= 消費+貯蓄」です。
これを言い換えると「総供給=消費+貯蓄」ということなのです。
財市場の均衡
それでは、財市場の均衡の式を見ていきます。
上の図から「消費」を消すと
「貯蓄=投資」という式が現れます。
貯蓄=投資
ところで、貯蓄とは「銀行にお金を預けること」です。
また、投資とは「銀行からお金を借りること」です。
貯蓄されたお金が全て投資されてる状態のことを「財市場の均衡」といいます。
これが経済が最も大きくなっている状態なのです。
銀行に貯蓄したお金が、全て投資として使われている時「財市場が均衡している」となるのです。