需要とは
需要とは、「販売量」のことです。
例えば「パンの需要」とは、パンが売れる量のことです。
また、「支出」や「消費」という言い方がされることもあります。
どの単語も「人がどれだけパンを買ったのか」ということです。
供給とは
供給とは、生産量のことです。
パンの供給とは、パンを作る量のことです。
セイの法則
セイの法則は、経済学者ジャン=バティスト・セイによって提唱されました。
セイの法則では、いずれは需要は供給に等しくなると説明されます。
「需要は供給に等しくなる」というのは、パンを作ったら必ず売れるということです。
話の前提
セイの法則では、人々が貯蓄をしないことを前提としています。
(貯蓄をしたとしても、いつかは、お金を使い果たすということになっています。)
なぜなら、お金は持ってるだけでは欲望は満たさないからです。
お金を貯めるのではなく、使うことで、人々の欲望は満たされます。
人は、お金は使うために持っているのです。
また、お金を使う唯一の方法は、他の何らかの商品を買うことです。
そのため、所得はいつかは使い尽くされると考えられているのです。
生産量と販売量は同じ
生産量を増やしても、それに等しいだけの需要が生まれるから
生産量を増やせば、それに応じてその国の所得も上がります。
生産量が増えるほど、その国が豊かになります。
世の中に商品が生み出される分だけ、国民はお金を受け取るのです。
三面等価の原則
モノが生産されたら、所得をもらう人がいます。
所得をもらう人がいたら、買い物する人がいます。
買い物する人がいるということは、モノを生産する人がいるということです。
生産(供給)
分配(所得)
支出(需要)は、同じ量になるのです。