景気とは
景気とは、国内のお店がどれだけ儲かっているかを表すものです。
景気が良い時は、お店が儲かっていて、みんなが豊かになっています。
景気が悪い時は、お店が儲からず、みんなが貧しくなっています。

景気は「みんなが豊かになっているのか、貧しくなっているのか」を表します。
景気が良い
景気が良い状態は、よい状態です。
景気が良いときには、多くのモノ(商品)が売れます。
そのため、お店が儲かります。

お店が儲かると、お店にお金が集まります。
そして、働いてる人の給料を増やすことができます。

この嬉しい状態が、「景気がいい」または「好況」と呼ばれる状態です。

景気が悪い
景気が悪いときのことを「不景気」や「景気が冷え込む」ということもあります。
不景気とは、国民が貧しくなっている状態のことです。

景気が悪い時は、お店の商品が売れなくなります。
モノが売れないと、そのお店の従業員は、給料が減ります。
お金がないと買い物できないので、節約をするしかありません。
買い物をしなくなるので、ますますモノが売れなくなります。

たくさんの人が節約をすると、その地域のお店は、どんどん儲からなくなっていきます。
そして、そこで働いてる人の給料が減ってしまって、節約をする人を増やしてしまうのです。
景気が過熱する
景気が良すぎる時のことを、景気が「過熱する」といいます。
景気が過熱してる状態というのは、お金がありすぎる状態のことです。

お金がありすぎることも問題です。
みんながお金をたくさん持っているとき、オークションのように、商品の値段はどんどん高くなってしまいます。
値段が高くなっていくと、人々は、「明日も値上げするかも」と人々が焦ります。
そして、早く買おうとする人が増えます。
高くても商品が売れる時は、商品の値段はさらに上がります。
こうして、商品の値段がありえないくらい釣りあがることがあります。

景気は、冷え込み過ぎてもダメで、過熱し過ぎてもダメです。
ちょうどいい感じにしていく必要があります。
景気を良くする方法
景気を良くする方法は、お金を刷ることです。

たくさんお金を刷ると、世の中のお金が増えます。
人々がみんな一斉に「お金持ち」になります。
「お金持ち」になったら、買い物をする人が増えます。
こうして、お金をたくさん刷ることで、景気を良くすることができます。
このように、お金の量を調整することを「金融政策」と言います。