輸出と輸入
輸出をしたら、儲かります。
輸入をしたら、お金が海外に出ていきます。
貿易収支とは?
国の輸出額から輸入額を引いたものを貿易収支と言います。
輸出額が輸入額より多ければプラスで、貿易が黒字です。
儲かってることを「黒字」といいます。
逆に、輸出額が輸入額より少なければマイナスで、貿易赤字です。
儲かってなくて、マイナスになってることを「赤字」と言います。
日本の貿易収支
日本の貿易収支は、ずっと黒字が続いていました。
そのため、輸出大国と呼ばれていました
昔は、日本は、貿易で稼いでいたのです。
しかし、貿易収支は、2011年に赤字になりました。
なぜ赤字?
貿易赤字の原因は、資源価格の高騰、円安、国際競争力の低下などが挙げられます。
資源価格の高騰
貿易赤字の原因の一つ目は、資源の価格が高くなったからです。
日本は海外から、原油や液化天然ガスなどの資源を輸入しています。
資源の価格が高くなると、輸入額が膨らみます。
資源を買うためにたくさんお金を使うようになるのです。
円安
円安とは、日本の商品が海外で高くなる状態です。
円安の時には、海外で日本の商品が売れづらくなります。
例えば、アメリカで日本の車を売る時に、日本の車の価格が高くなったら、アメリカ人は、買ってくれないかもしれません。
円安になると輸出が不利なのです。
国際競争力の低下
海外の人に日本の商品を買ってもらえることを「国際競争力がある」といいます。
しかし、今の日本は国際競争力がないと言われています。
日本の企業の商品が、魅力的でなくなっていることも、貿易収支が赤字になっている原因かもしれません。
例えば、昔は日本はカメラが有名でしたが、スマホが売れるようになってからは、カメラが売れなくなりました。
また、日本は、アメリカからスマホを輸入しています。
海外への輸出が少なくなって、海外にからの輸入は増えてしまっているのです。