【大学生向け】累進課税は対して、歴史上の人物は、どう考えて来たのか?

税金
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この記事では、歴史上の人物が、累進課税に対して、どう考えてきたのかを見ていきます。

ケインズ

まずは、ケインズです。

ケインズは、累進課税を広めた人です。

ケインズが生きた時代は、不況時代のイギリスです。

当時は、失業者がたくさんいました。

失業者は、仕事がないので、収入がなくなります。

すると、買い物をする時に、節約しなければいけなくなります。

お客さんとして、モノを買わなくなります。

景気が悪くなると、モノが売れなくなります。

これは、お店の人から見ると、モノが売れなくなるということです。

お店からすると、モノが売れなくなり、商品が大量に売れ残ることになります。

このような不景気だと、治安も悪くなってみんなが困ります。

そのため、ケインズは累進課税が必要だと考えました。

お金を持ってる人から税金を集めて、貧しい人のために使います。

そうすれば、貧しい人の負担を減らすことができます。

貧しい人が政府からお金を得れば、貧しい人は、食べ物を買ったり、家賃を払ったり、いろんなところにお金を使います。

つまり、貧しい人は、経済を回してくれるのです。

お金持ちの人は、お金を稼いでも、貯金するだけで使いません。

一方で、貧しい人は、お金をすぐに使います。

貧しい人は「買いたいのにお金がない」というのがずっと続いている状況にあるので、お金が手に入ると、すぐ使うのです。

「買い物をする」ということは「お客さんとして、モノを買う」ということです。

すると結果的に、お店が儲かります。

貧しい人は、買い物をしてくれるので、経済が回るようになります。

つまり、景気を良くするためには「貧しい人がお金を持つこと」が大切なのです。

ケインズ以降、日本をはじめ世界の多くの国で、この累進課税がとられています。

累進課税の仕組みがあれば、お金持ちから貧しい人たちへお金が動きます。

貧しい人は、お金を手に入れると、比較的すぐに使って、経済を回してくれます。

そのため、ケインズは累進課税に賛成しました。

フリードマン

フリードマンは、アメリカの経済学者です。

フリードマンは、累進課税は意味がないと主張しました。

累進課税は、所得に応じて税率を高くするやり方です。

そのため、お金を稼いでいる人から税金を取ります。

例えば「今は貧しいけど、お金持ちになりたいから、たくさん稼ごう」としているような人から、税金を集めるのです。

これは、これから頑張って働いていきたい人から不満が出ます。

一方で、もともとお金を持ってる人からは、税金を取ることができません。

もともとお金を持っている人は、一生働かないで生きていけるかもしれません。

働いてない人からは税金を取れないのです。

そのため、フリードマンは、累進課税では、貧富の差は解決しないと考えました。

そして「累進課税は意味がない」と主張しました。

ピケティ

ピケティは「資本税」を導入しよう!と主張した経済学者です。

ピケティも、累進課税だけでは、世界の貧富の差を解決することができないと考えています。

なぜなら、累進課税は、働いてる人からお金を取るのであって「お金を持ってる人」からは、税金を取らないからです。

そのため、ピケティは「お金を持ってる人」から、税金を集めるべきだと考えました。

これは、新しい税金です。

その税金の名前は「資本税」です。

資本税とは、お金を持ってる人から集める税金です。

世界のスゴイお金持ちは、家賃や株などを使って、働かずにお金を儲けています。

お金でお金を増やしているのです。

こうして、世界のお金持ちは、どんどんお金持ちになり、世界の貧しい人たちは、どんどん貧しくなっています。

そのため、ピケティは、スゴイお金持ちたちに、税金をかけて、貧富の差を減らすべきだと主張しました。

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