お母さんからお金を借りる
まずは、お母さんからお金を借りるという例で考えてみます。
Aさんがお金に困っていて、お母さんから1万円を借りたいと考えていたとします。

しかし、お母さんは、Aさんが1万円を返してくれるかどうか不安です。
お金を盗む可能性もあります。
そのため、ゲーム機を担保にします。
もし、Aさんがお金を返さない場合は、ゲーム機はお母さんものになります。

このように、「お金を返さないと担保が没収される」という状況を作れば、Aさんはお金を返そうという気持ちになりやすいです。
担保を作っておくと、貸したお金が返ってきやすくなります。
だから、お金を借りるときは担保を用意する必要があります。
しかし、実際には、お母さんからお金を借りる時に、担保を用意する人はいないでしょう。
身近な人が信頼できるかどうかは、人柄を見れば分かるからです。
担保が必要なのは、銀行からお金を借りるときです。
銀行からお金を借りるとき
銀行からお金を借りる時は担保が必要です。
なぜなら、銀行の人は、あなたの人柄を知らないからです。
お金を返してくれるかどうか分かりません。
万が一、お金を返してくれない場合を想定して、担保を用意するように言われます。
銀行からお金を借りるときに、担保になるのは、家や土地などです。

もしお金を借りた人が、お金を返さない場合、銀行は、担保の家や土地を売ってお金を回収します。
つまり、お金を返さないと、家を失う可能性があるのです。
このようにすれば、お金を盗む可能性を減らすことができます。
担保があることで、お金を貸す側は、安心してお金を貸すことができるのです。
お金を返せない場合
銀行は「お金を返せる人」にしかお金を貸しません。
銀行がお金を貸す時には「お金を返せなかったらどうするんですか」と聞きます。
その時に、「お金を返せない時は、家をあげます」という約束をします。
これを「家を担保にする」と言います。
もし、お金を返せない場合は、家が銀行に没収されます。