総需要拡大政策とは?ケインズ経済学をイラストでわかりやすく解説

ケインズ
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総需要拡大政策とは「人が働ける職場」を増やせば、失業者が働き出すから、労働者が増えて景気が良くなる、ということを狙った政策のことです。

ケインズが生きていた時代のアメリカは、失業者がたくさんいました。

そして、ケインズは、彼らは「働ける職場がないから」失業しているのだと主張しました。

だから「働ける職場を作ろう!」と考えました。

失業問題

景気が悪いとき、たくさんのお店の売り上げが下がり、失業者が増えます。

それを放っておけば、国民はみんながどんどん貧しくなっていってしまいます。

景気が悪い状態のことを「不景気」と言ったり「不況」と言ったり「恐慌」と言ったりします。

景気が悪い時には、景気を良くさせるべきです。

景気を良くする方法はあるのでしょうか?

今回は、ケインズ考えた意見について見ていきます。

ケインズ

ジョン・メイナード・ケインズは「失業者を減らすにはどうしたらいいのか?」ということを考えた人です。

ケインズが生きた時代は「世界恐慌」と呼ばれる不景気の時代でした。

多くの人が失業して、お金に困っており、どうするべきか、ケインズは考えました。


景気を良くする方法

ケインズは、景気を良くする方法について考えました。

ケインズが考えた景気を良くする方法は「買い物をする人を増やすこと」です。

なぜ買い物をする人が増えると、景気が良くなるのでしょうか。

その理由は、お店が儲かるからです。

例えば、Aさんがパン屋さんで買い物をしたとします。

そして、パンが売れます。

すると、パン屋さんにとっては、儲かります。

Aさんがパンを買うと、パン屋が儲かるので、買い物は良いことなのです。

買い物をしてくれるお客さんが増えると、お店が儲かります。

パン屋さんは、毎日たくさんのパンを作っていますが、パンの数には限りがあります。

もし、パンを買いたい人が増えれば、パンは売れ残ることなく全て売れます。

お客さんが、パンを奪い合う状態になります。

そうすると、パン屋は「もっとパンの値段が高くても売れるのではないか・・・」と考えるようになります。

そして、パンの値段をすこし高くしてみます。

パンを買いたい人がたくさんいる時は、パンの値段が高くなっても買ってくれるお客さんがいます。

こうして、パンの値段が上がります。

パンが高くても売れそうな時は、パン屋はパンの値段を高くします。

なぜなら、パン屋さんは、できるだけたくさん儲かりたいからです。

パンが高い値段で売れるようになれば、お店が儲かります。

お店が儲かっている時は、そこで働いている人は、より多くのお金をもらいます。

働いている場所でもらうお金のことを「賃金」と言います。

お店が儲かると、そこで働く人たちの賃金が高くなるのです。

お客さんが、どんどんお金を使い、お店が儲かれば、働いている人の賃金が増えます。

働いている人の賃金が増えることは良いことです。

それは、「お金を持ってる国民が増える」ということだからです。

お金持ちの人が買い物たくさんすれば、豊かな人から貧しい人に、お金が流れていきます。

お金を持ってる人こそ、どんどん買い物をして経済を回すべきなのです。

景気が悪くなる原因

逆にいうと、買い物をしないことは、世界の経済をストップさせてしまっているということです。

つまり、貯金をすることは、悪いことなのです。

ケインズは、貯金をしない方がいいと考えました。

みんなが貯金をすると、お店のモノが売れなくなります。

パンが売れ残ります。

パンが売れ残ってしまうと、パン屋さんは、パンを値下げして、売り切ろうとします。

パンの値段を安くします。

みんなが貯金すると、お店が儲からなくなります。

こうして、お店が儲からなくなっていくと、そこで働いている人の賃金も下がってしまいます。

需要が供給を作る

ケインズは、「需要が供給を作る」と言いました。

これは、「お客さんがいるから、お店はパンを作る」という考え方です。

例えば、お客さんが一人もいないお店で、パンを作ったとしても、売れません。

お客さんがいるからこそ、パンを作った時に売れるのです。

これを、「需要が供給を作る」と言います。

物価について

ケインズは、物価について、2つのことに気付きました。

1つ目に、パンをたくさん作ると、売れ残るということです。

売れ残ると、値下げしないといけません。

例えば、閉店直前に値下げをします。

すると、お客さんは、閉店直前に来るようになります。

値下げをすると、普通の値段では売れなくなるのです。

モノをたくさん作ると、売れ残るので、値段が下がります。

つまり、モノをたくさん作ると、物価が下がるということです。

2つ目に、そもそも、作りすぎなければ、売れ残らないということです。

売れ残らないのなら、値下げする必要はなくなります。

ケインズは、もっと計画的にモノを作る必要があると考えました。

作る量を調節すれば、物価はコントロールできるのです。

不景気について

不景気のときは、物価が下がります。


なぜなら、値下げしないと売れないからです。

また、モノを値下げすると、お店で働く人の賃金がさがります。

すると、節約する人が増えてしまいます。


景気を良くする方法

それでは、景気を良くする方法は、なんでしょうか?

それは、物価を上げることです。

物価を高くするためには、買い物をする人を増やす必要があります。


では、どうすれば、買い物をする人を増やすことができるのでしょうか?

ケインズは、「有効需要を増やすことが大切だ」と考えました。

有効需要

有効需要とは、欲しいという気持ちがあって、お金もあることです。

人は「お金」と「お金を使いたい気持ち」が両方ある時に、買い物をします。

有効需要が増えると、買い物をする人が増えるのです。

有効需要が増えれば、物価を高くすることができます。

有効需要を増やす方法

有効需要を増やす方法は、賃金を高くすることです。

 

すごく貧しい思いをしてる時に、給料が増えると「お金を使いたい」と感じるはずです。

賃金を増やせば、有効需要は上がります。

ケインズが考えた景気を良くする方法は、「賃金を高くすること」なのです。


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