【資本論】生産的な働き方とは?イラストで解説

マルクス
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剰余価値とは

企業は、お金で原材料を買い、商品を作って、それを売ってお金を得ます。

増えたお金のことを剰余価値と言います。

お金が増える理由は、労働力が加わるからです

剰余価値を生み出すのは、労働力なのです。

労働力があるから、剰余価値が生まれるのです。

「生産的」とは

資本主義社会では、剰余価値を生み出すことを、「生産的」と言います。

資本主義より前の時代は、生産的という言葉は、自分の役に立つものを作り出すことを意味していました。

しかし、資本主義の時代では、「生産的」とは「どれだけ剰余価値を生み出せるか」という意味になってしまうのです。

剰余価値率は、資本家が労働力を搾取する割合です。

剰余労働が増えると、資本家は嬉しいけど、労働者にとっては苦しいのです。

資本家が、労働者を雇うのは、剰余価値を得るためです。

極端な言い方をすると、搾取するために、労働者を雇うのです。

生産力を高める方法

生産力を高める方法は、2つあります。

①労働時間を延ばすこと

②機械を導入すること

絶対的剰余価値

これは、労働者をより長く働かせることによって、生み出される剰余価値です。

労働者を長時間、働かせたら、その分だけ生み出す付加価値が増えていきます。

相対的剰余価値

賃金は、「その労働者が元気に働けるように、最低限の生活費に必要な金額」をもらいます。

そのため、労働者の生活費が下がれば、賃金も下がります。

そのように増えた利益を「相対的剰余価値」と言います。

最後に

剰余価値を生み出す労働のことを生産的労働と言います。

そのため、家事などは「生産的労働」とは、呼ばれません。

剰余価値を増やす労働のことを生産的労働と呼びます。

 

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