お金を刷りまくると、悪いインフレになる理由をマネタリズムの立場からイラストで解説

フリードマン

お金を刷る

日本銀行は、お金を刷ることができます。

お金を刷ると、日本に出回るお金の量が増えます。

一方で、全くお金を刷らないと、デフレになります。

なぜデフレになるのかというと、モノが増えるからです。

モノが増えて、お金が増えないと、お金の価値が上がります。

世の中のモノの量は、常に増えています。

技術が進歩したり、効率化していく中で、自然とモノの量は増えるのです。

モノが増えることを、供給力(生産力)が上がると言います。

供給力は、技術革新や効率化で自然に伸びているので、供給力は自然に上がるのです。

マネタリズムの考え方

 

ここからは、マネタリストの考え方についてです。

マネタリストたちは、むやみに国内のお金を増やしても経済は成長しないと考えています。

国内のお金を増やしても、インフレになるだけなのです。

インフレとは、物価が上がることです。

給料も高いし、パンの値段も高い状態になります。

しかし、これでは、生活の質は変わりません。

また、買い物できる量も変わりません。

では、どうするべきなのでしょうか?

マネタリズムの人たちは、生産力を伸ばすべきだと考えています。

お金を刷りすぎてはいけない

マネタリストたちは、お金を刷りすぎてはいけないと考えています。

なぜなら、生産力が低いまま、国内のお金の量だけを増やすと、悪いインフレになってしまうからです。

悪いインフレとは

悪いインフレとは、給料が上がらないのに、物価だけ上がることです。

悪いインフレのデメリットは、国民の生活が苦しくなることです。

悪いインフレの時は、給料が増えないのに、買い物に必要なお金の金額は増えます。

つまり、お財布に入ってくるお金は少ないのに、出て行くお金は多いのです。

そのため、悪いインフレになると、国民の生活が苦しくなります。

生産力がない状態でお金を増やすと、そのぶん物価が上昇し、悪いインフレが起きてしまうのです。

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