デフレの時に設備投資が減る理由をイラストで解説

ケインズ

デフレの原因

デフレとは、商品の値段がどんどん下がることです。

まずは、デフレの原因について考えていきます。

なぜ、商品の値段が下がるのでしょうか?

その理由は、お客さんが商品を買わないからです。

お客さんが少なくて、商品が余ると、企業は、値下げをして売り切ろうとします。

商品の値段が下がるのは、お客さんが商品を買ってくれないからなのです。

また、自分のお店より、隣のお店の方が値段が安い場合は、お客さんが奪われてしまいます。

こうなると、さらに商品が余ってしまいます。

奪われたお客さんを取り返すには、値下げが必要です。

お客さんが他のお店に行かないようにするためにも、値下げが必要なのです。

言い換えると、売りたい人が多くて、買いたい人が少ない時、お客さんを奪い合う形になります。

少ないお客さんを自分のお店に呼び込むために、値下げをするのです。

このような状況を、「総供給が総需要を上回る」といいます。

総供給が総需要を上回るというのは、「商品の数が、買いたい人の数より、多い」ということです。

設備投資

次に、設備投資の話をします。

設備投資というのは、工場を大きくしたり、機械を買ったりすることです。

設備投資とすると、もっとたくさんの商品が作れるようになります。

設備投資をしても儲からない

デフレの時は、設備投資をしても儲かりません。

なぜなら、売れないからです。

デフレの時というのは、お客さんが商品を買ってくれない状態にあります。

こんな時は、設備投資をしても儲かりません。

パンが余っている時に、さらにパンを作れるようになっても、売れ残りが増えるだけです。

そのため、デフレの時は、設備投資をしない方がいいのです。

タイトルとURLをコピーしました