トマスマルサスの『人口論』をイラストで分かりやすく解説

経済学入門
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トマスマルサスは、今後、人口が増え続けると、食料が足りなくなると考えました。

どのような考え方だったのでしょうか?

見ていきます。

人口は増えるスピードが早い

人口が増えるスピードと、食料が増えるスピード、どちらの方が速いのでしょうか?

トマスマルサスは、人口が増えるスピードの方が速いと考えました。

食料は、「1、2、3、4…」のように増えていきます。

一方で、人口は、「1、2、4、8…」と、倍々に増えていきます。

人口の方が増えるスピードが速いのです。

食料が足りなくなる

トマスマルサスは、今後、人口が増え続けることで、食料が足りなくなると、予想しました。

なぜなら、食料を増やすスピードより、人口が増えるスピードの方が早いからです。

人口の数が食料の量を上回ると、食料の奪い合いが起きます。

食べ物の価格が高くなり、食料を買えない人たちが出てきます。

飢餓が広がり、食料がまかなえるまで、人口が減ることになります。

貧困問題が起きる原因

トマスマルサスは、貧困問題が起きる原因は、人口が増えすぎるからだと考えました。

人口が増加すると、食料が足りなくなります。

食料が足りない時は、貧困や病気が広まります。

そして、人が亡くなることで、人口は減るのです。

人口は自主的に減らしたほうがいい

人口が増えすぎると、飢餓や病気が広がって人口が減ります。

そうならないようにするためには、あらかじめ赤ちゃんを産まないほうがいいです。

貧困問題を避けるためには、人々が自主的に人口を減らす必要があります。

具体的には、下記のことが必要になります。

・非婚化(結婚しない)

・晩婚化(歳を取ってから結婚をする)

・避妊(赤ちゃんを作らない)

これらは、自主的な人口の制御と呼ばれます。

このように理性的に生きることで、人口は、食料の量に見合った人数になるので、人口と食料のバランスが取れるのです。

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