ブレトンウッズ体制とは?イラストで分かりやすく解説

公民
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第二次世界大戦後の国際通貨体制のことをブレトンウッズ体制と言います。

どんなものなのか見ていきます。

国を豊かにする方法

国を豊かにする方法は、輸出をたくさんすることです。

輸出をすると、商品が海外に行き、お金が手に入ります。

輸出をたくさんすることで、その国は豊かになります。

輸出をたくさんすると、お金が豊かになります。

一方で、輸出ができない場合は、貧しくなります。

もし、相手国に輸出を拒否されてしまうと、儲かることができないのです。

相手国を貧乏にさせる方法は、輸入しないことです。

つまり、その国から商品を買わないことで、相手国を貧しくさせることができます。

例えば、イギリスが他国からの輸入を止めると、イギリス以外の国が貧しくなります。

第一次世界大戦後、イギリスやフランスなどの国は、他国からの輸入をやめてしまいました。

そのため、輸出できなくなった国が貧しくなりました。

周りの国が、いっきに貧しくなったのです。

また、イギリスは、ブロック経済をしました。

ブロック経済というのは、仲間どうしだけで貿易をすることです。

「仲間」とは「植民地」のことです。

イギリスやフランスのような植民地がある国は、仲間だけで貿易をするようになりました。

しかし、仲間じゃない国からは、輸入しなくなりました。

ブロック経済とは

ブロック経済とは、植民地がある国が豊かになり、植民地がない国が貧しくなる政策です。

イギリスは、ブロック経済のおかげで、経済を立て直しました。 

しかし、ブロック経済から仲間はずれにされた国々は貧しさに苦しむことになりました。

植民地がない国とは、ドイツや日本などです。

当時のドイツ、日本には植民地がありませんでした。

日本やドイツのような植民地がない国は「仲間が欲しい」と考えるようになります。

貧しくなってしまった国は、植民地が欲しくて、他国を侵略してしまいました。

こうして植民地を広げようとした結果、第二次世界大戦が始まりました。

貿易の問題が、戦争に発展してしまったのです。

第二次世界大戦が起きた理由

第二次世界大戦が起きた理由は、ブロック経済で仲間はずれにされた人たちが、植民地が欲しくて、他国を侵略してしまったからです。

ドイツや日本などは、他国を植民地にしようとしました。

この時の反省をふまえ、第二次世界大戦後は、お金のやりとりのルールを作ることが必要だと、考えられるようになりました。

ブレトンウッズ体制

ドル以外の通貨がドルと交換できるという体制のことを「ブレトンウッズ体制」と言います。

ドルとそれ以外の国の通貨をそれぞれいくらで交換するという仕組みができました。

1ドルを、何ポンドにするのか、何フランにするのか決まっていきました。

また、ドルは金と交換できます。

ドル自体は金の値段に固定しました。

金Iオンスを35ドルと決めました。

金をお金にするには、ドルと交換する必要があります。

アメリカには、世界中からたくさんの金が集まっていたので

いつでも、アメリカへドルを持っていけば、必ず金に換えてもらうことができました。

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