ケインズが考えたインフレの対処法についてイラストで解説

ケインズ

お金が回るとは?

お金が良く回るとは、景気が良い状態のことです。

いろんなお店でモノが売れてる状態を表す言葉です。

お金の量とは?

世の中のお金の量は、変化しています。

お金を借りる国民が増えると、世の中のお金の量が増えます。

金利とは?

金利とは、利子の大きさのことです。

国民は、銀行からお金を借りることができます。

ですが、返す時は、利子をつけて返す必要があります。

金利を下げると、お金を借りやすくなります。

なぜなら、金利を下げると、返す時の負担が小さくなるからです。

金利が下がると、企業は、ビジネスに必要なお金を借りやすくなります。

「お金が借りやすい=買い物をする人が増える」です。

「買い物をする人が多い=儲かる人が多い」です。

お金が借りやすくなれば、経済活動がより活発となり、景気が良くなります。

そのため、ケインズは「景気を良くするために、不況の時は、金利を下げよう」と、考えました。

インフレとは?

国内のお金の量が増えた状態をインフレといいます。

インフレとは、お金の価値が下がることです。

急激なインフレは、嫌われます。

なぜなら、今まで貯金をしてきた人は、貯金してきた額の価値が下がってしまうからです。

つまり、貯金した努力が無駄になってしまうのです。

だから、人はインフレが嫌なのです。

インフレが起きてしまう理由は、給料を増やして、人がたくさんお金を使うようになると、流通するお金の量が増えるからです。

労働者に給料を上げるようになると、それがコストになるので、商品の値段を高くする必要があります

商品が値段が高くなると、労働者は、より高い給料を望みます。

つまり、「給料の上昇」と「物価の上昇」は、同時に起きるのです。

景気ごとの政策

ケインズは赤字財政と黒字財政を使い分ける「伸縮的財政政策」という考え方を作り出しました。

これは、不況のときには、政府が赤字になってでも積極的に経済を活性化させて、好況のときにはインフレを防ぐというものです。

ケインズは「不況の時は、インフレが起きてもしょうがない。好況の時に、対応しよう」と考えました。

ケインズは失業が増えるよりも、失業を抑えてインフレになった方がいいと主張したのです。

インフレになってしまったら、景気がいい時に、対応すれば良いのです。

不景気の時

不景気の時は、金利を下げて、景気が良くなるようにします。

好景気の時

好景気の時は金利を下げて、国内のお金が減るようにします。

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