使用価値
「使用価値」というのは、「役に立つ」ということです。
モノに「使用価値がある」という場合には、「それを使うことで、メリットがある」ということです。
例えば、パンが使用価値を持つのは、それを食べて、空腹が満たされるからです。
価値
マルクス経済学でいう「価値」とは、「それを作るのにどれたけ手間がかかったか」ということです。
価値は「労力の大きさ」のことを表します。
つまり、「価値」があると言った場合、「人の手がかかっている、時間をかけて作った」ということです。
そのため、商品の「価値」の大きさは、「人間の労働の量」によって決まります。
価値の大きさは、どれだけ時間がかかったかによって決まると、マルクスは考えたのです。
同じ商品を作ったとしても、時間をかけて作ったものは、価値が大きいし、楽して作ったら、価値が小さいです。
例えば、水は安いですが、ダイヤは高いです。
その理由は、水は手に入れるのが簡単で、ダイヤは大変だからです。
金やダイヤは数が少ないので、探し出して掘り出すのに時間がかかります。そのため、価値が高いのです。
もし簡単にダイヤが見つかるようになれば、ダイヤの値段は安くなります。
「価値」とは、人間の労働です。
労働こそが価値を生み出しているのです。