信用創造の仕組みをイラストで分かりやすく解説

経済学入門

信用とは?

「信用創造」の「信用」とは貨幣のことです。

創造とは?

創造とは、「つくる」という意味です。

つまり、信用創造とは、「お金をつくる」ということです。

お金を作る

信用創造は、「お金をつくる」ということです。

「お金を作る」と言っても、目に見えないお金を作ります。

下の絵のように、銀行が企業に貸したお金は、再び銀行に預けられます。

これは、お金がつくられたということなのです。

銀行がお金を企業に貸して、企業がお金を銀行に預けることが「お金が生み出される」ということなのです。

「信用創造」のメカニズム

お金を生み出す「信用創造」のメカニズムを見ていきます。

まず、A君が銀行にお金を預金すると

この銀行は、お金の一部を日銀に預けて、残りを、企業に貸します。

そして、銀行からお金を借りた会社は、お金の一部を買い物に使って、残りを銀行に預けます。

お金をもらった企業は、お金の一部を使いますが、残りは、銀行に預けます。

このサイクルは、延々と繰り返されて、使われたお金は、どこかの銀行の預金になります。

つまり、銀行に預けられてるお金が、誰かに貸されて、そして再び銀行に預けられるのです。

これが信用創造の仕組みです。

信用創造とは

「信用創造」とは、銀行が貸し出しを繰り返すことによって、預金通貨を作り出すことです。

銀行が預金と貸し出しを繰り返していくなかで「預金通貨」はどんどん増えていくのです。

準備預金とは

ついでに、準備預金について説明します。

準備預金とは、銀行が日本銀行に預けるお金です。

日本銀行にお金を預ける理由は、法律で義務付けられているからです。

銀行から現金を引き出そうとするお客さんもいるので、準備預金があるのです。

現金を引き出したいお客さんのために「準備」しておくのです。

まとめ

国民が銀行にお金を預けると、銀行は、準備預金を日本銀行に預けて、残りを企業に貸出します。

お金を借りた企業は、その一部を買い物に使って、後は銀行に預金します。

銀行は、再び預ったお金の一部を準備預金として日本銀行に預け、それ以外のお金を貸出します。

このプロセスが無限に続き、目に見えないお金を増やすのです。

 

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