名目と実質って、何が違うのでしょうか?
名目とは、「見かけ上」ということです
実質とは、「本当の内容」ということです
名目賃金と実質賃金がどのように違うのか、見ていきます
名目賃金とは
まず、名目賃金とは、賃金そのものを指します
給料の金額のことが、名目賃金です
実質賃金とは
一方で、実質賃金とは、物価の変動を考慮した数字です
実質賃金の数字は、給料と物価の両方に注目します
もらった給料で、どれだけ買い物ができるかを示す値なのです
例え話
例え話をします
ある日、青年の給料が100万円になったとします
そしたら、青年は喜びます
しかし、パンの値段も100万円になったら、どうでしょうか?
実質的には、豊かになっていません
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たとえ、給料が高くなっても、パンの値段も同時に高くなったら、生活は豊かにならないのです
![](https://www.kanakkanak.net/wp-content/uploads/2023/01/IMG_1273-1024x559.jpg)
給料が上がればいいってわけじゃない
給料は、上がれば良いってわけではありません
人は、生活の質を豊かにしたいのです
給料が上がっても、パンの値段も上がってしまったら、生活の質は豊かになりません
だから、給料が上がれば良いというわけではないのです
給料が下がっても、大丈夫かも
逆に、給料が下がっても、悲しまなくても大丈夫かもしれません
なぜなら、パンの値段も下がっているかもしれないからです
給料が下がっても、パンの値段も下がるのであれば、生活の質は変わりません
大事なのは、自分の給料だけを見るのではなくて、世の中のモノの値段にも、注目していくことです
つまり、実質賃金の方が大切なのです
景気と賃金
景気が良くなれば、給料が増えて、物価も高くなります
そのため、景気が良い時は、名目賃金は上がります
一方で、景気が良くても、実質賃金は上がりません
物価が高くなれば名目賃金が増えますが、実質賃金は変わりません
実質賃金は、物価の影響を受けないのです
最後に
会社で働いている時に、給料が増えたら嬉しいです
労働者は、名目賃金を重視する傾向にあります
しかし、物価は変動するので、物価の変動の影響を考慮した「実質賃金」にも注目する必要があるのです