投機とは?投資との違いは?簡単に分かりやすく解説

ケインズ
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投機とは、何でしょうか?

投資と、何が違うのでしょうか?

見ていきます。

投機

投機は、よく、ギャンブルに喩えられます。

お金を使って、挑戦をして「成功したらお金が増えるけど、失敗したらお金が減る」という状況の時に、「投機」と言います。

投機は、「短期的に」お金が増えたり減ったりします。

お金が増えるかどうかは、わりと運任せです。

運任せな感じが、ギャンブルと似てると言われています。

投機と投資の違い

投機と投資は、両方とも、お金を儲けるために、お金を使います。

しかし、投資は計画的なのに比べて、投機は運任せです。

投資は、長期的にお金を増やしていくことです。

投機は、短期的にお金を増やしていくことです。

ケインズが考える投資と投機

ケインズは、株の投資は良いけど、株の投機は良くない、と考えました。

なぜなら、投資は、企業の収益を見直そうとしてますが、投機は、株価そのものの動きしか見てないからです。

本来見るべきは、企業が成果を出しているのかどうかです。

しかし、投機をする人は、企業が成果を出しているのかどうかを見ていません。

投機をする人は、企業が人気かどうかを見ているのです。

ケインズは、投機を美人コンテストに喩えています。

美人コンテストは、群衆心理に支配されてます。

誰が美人か、ではなくて、群衆が誰を最も美人とみなすかで、美人が決まるのです。

株式投機も、企業の活動を評価するのではなくて、どの企業が人気なのかを予測することで行われています。

本当に成果を出してる企業が選ばれなくなっていくのです。

成果を出してる企業と、みんなに人気の企業は、少し違います。

ケインズが心配したことは、お金が資産に投資されたとしても、それは、投資ではなくて投機であるという点です。

投機は、適切な実物投資に回されるとは限らないのです。

景気が悪化すると、投機が多くなります。

それは良くないことなので、不景気の時は、「政府が」景気を良くするために努力するべきなのです。

不景気について

不景気とは、人々がお金を使わない状況です。

人は働くとお金をもらいます。

お金がある人には、2つの選択肢があります。

買い物をするか、貯金をするかです。

ちなみに、企業が買い物をすることを実物投資と言います。

実物投資とは、企業がお金を儲けるためにものを買うことです。

例えば、パン屋さんが、さらにたくさんのパンを作るために、オーブンを買ったりすることです。

お金を使い道は、2つです。

貯金をするか、買い物(実物投資)をするかです。

不景気の時に、貯金をする人が増えると大変です。

なぜなら、貯金をする人が増えると、買い物をする人が減るからです。

買い物をする人が減ると、お店が儲かりません。

貯金する人が増えると、景気が悪くなるのです。

景気を良くする方法

景気を良くする方法として、ケインズは、公共投資を増やすことを提案しました。

公共投資とは、政府が買い物をすることです。

例えば、橋を作る業者にお金を払います。

すると、橋を作る業者が儲かります。

公共投資とは、政府が買い物をすることで、儲かる企業を増やすことなのです。

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