金融緩和でデフレが解決する理由
金融緩和とは、中央銀行が行う経済政策のことです。
銀行のお金を増やすことで、「銀行からお金を借りる人を増やす」ことを目的に行います。
銀行からお金を借りる人が増えると、そのお金を使って買い物をする人が増えます。
すると、お店が儲かり、景気が良くなるのです。
反論
しかし、金融緩和だけでは、景気をよくできないという考え方もあります。
その理由は、流動性の罠があるからです。
流動性の罠とは
流動性の罠とは、金利を下げても、銀行からの貸し出し量が増えなくなる現象です。
政策金利がゼロになると、お金を借りる人が増えなくなってしまうのです。
そのため、金融緩和だけでは、デフレを解決できないと言うのが、反対派の意見です。
そのため、反対派の人たちは、金融緩和だけでは不十分だから、財政政策も必要であると主張しています。
フリードマンの意見
これに対して、フリードマンは、流動性の罠は存在しないと主張しました。
フリードマンは、流動性の罠は実証的根拠がなく、金融緩和でデフレは解決できると考えたのです。