日本は難民のために何ができるのか?アフガニスタン人にインタビューしてみた
今回は、「難民」について、アフガニスタン人と話し合ってみたので、紹介します。
難民は働いているのか?
まず、難民は働いているのか?という疑問についてです。
「難民」と聞くと、「支援を受けている人たち」というイメージがありますが、彼ら自身は、働いているのでしょうか?
アフガニスタン人のカイハンに聞いてみました。
その回答としては、難民として認定されると、働くことができるとのことでした。
逆にいうと、難民として認定されないと、働くことができません。
そのため、日本には、難民として認定されたい人が数多くいます。
日本は、800人のアフガニスタン人を受け入れましたが、難民として認定されているのは、そのうちの一部なのです。
日本は難民のために何ができるのか?
次の質問は、日本は難民のために何ができるのか?というものです。
日本は、難民の受け入れの数を増やしていますが、難民とどのように関わっていけば良いのでしょうか?
その回答は、「難民が持っている能力を見てほしい」というものでした。
難民の中には、もともとアフガニスタンで大学教授として働いていたり、大使館で働いているような人もいます。
そのような人は、日本では、チカラ仕事しかさせてもらえないのが現状です。
そのため、彼らの能力を見て、能力が高い人には、能力の高い人がやる仕事を与えてほしいとのことでした。
日本では、難民のイメージが悪い
カイハンは、日本で、難民のイメージが悪いことにびっくりしたと言っていました。
アメリカやアフガニスタンでは、難民のイメージは、そんなに悪くありません。
難民とは「自分の国で戦争があるから、戦争がない国に移動した人」です。
つまり、難民とはエネルギーがある人です。
もし、難民として認定されれば、安全な国で働くことができます。
これは、かわいそうな事ではないのです。
難民は仕事が必要であるし、日本にとっても能力の高い人材が日本に来ることは、ありがたい事です。
能力の高い人が先進国で働くことは、お互いにとって、利益があるはずです。
先程も紹介したように「アフガニスタンでは、大学教授として働いていたのに、日本では、チカラ仕事しかない」という話を聞くと、「アフガニスタンに住んでいた時の方が幸せだった」と聞こえるかもしれません。
しかし、その人は、あくまでも、日本という安全な国に来てる時点で、生活が改善しています。
だから、「危険なアフガニスタンに送り返さないでほしい」というのが、難民の人たちの視点からの意見なのです。
まとめ
私たちは、「難民は支援を必要としている」という広告をよく目にします。
しかし、難民とは、自立していない人ではなく、バイタリティがある人です。
バイタリティがあるから、国境を超えて、はるばるやってきたのです。
そのため、私たちは、難民の能力を正当に評価していくべきだと思いました。