景気が過熱した時に、政府がやるべきこと【中学公民】

公民

景気が良くなりすぎた時に、政府がやるべきことを解説します。

景気

景気は、3つの状態があります。

不景気は、モノの値段が下降してる時です。

好景気は、モノの値段がゆるやかに上昇してる時です。

景気が過熱するというのは、モノの値段が急上昇してる時です。

景気が良い状態の時は、みんな嬉しいです。

しかし、景気が悪かったり、景気が過熱すると、問題があります。

景気が悪いと、モノが売れません。

景気が過熱すると、モノの値段が上がります。

商品の値段が高くなる理由は、「買いたい人」が多いからです。

景気が過熱することのデメリット

景気が過熱すると、モノの値段がどんどん上がります。

つまり、今日買い物をするより、明日買い物をする方が損するということです。

「明日も値上がりする」と分かっていたら、みんなが慌てて「今すぐに買い物をしよう」と考えます。

買い物をする人が増えるほどに、商品の値段は上がります。

景気が過熱すると、買い物する人がパニックになるので、景気は過熱しないようがいいのです。

景気の過熱を冷ます方法

みんなに買い物をやめてもらうには、どうしたらいいでしょうか?

答えは、国民からお金を没収すればいいです。

つまり、国民から、より多くの税金を集めることで、国民がお金を持っていないようにすればいいのです。

お金を持っていなければ、買い物できません。

そのため、景気が過熱した時は、増税するのです。

税金が増えると、国民のお金が減ります。

すると、買い物にお金を使おうとする人が減ります。

こうして、買い物をしたい人が減ると、商品の値段は下がるのです。

また、もう一つ、方法があります。

それは、給料を減らすことです

例えば、水道を作ってる会社で、給料が減ると、働いている人の給料が減ります。

政府は、水道の会社に「水道を作ってください」など指示を出していますが、景気が過熱した時は「水道を作らないでください」と言います。

すると、水道を作る会社は、仕事が減ります。

そして、働いてる人にあげる給料も減ります。

こうして、国民の手持ちのお金を減らすのです。

水道や、道路や、ダムなどを作ることを、「公共事業」と言います。

公共事業をやることを、「財政支出」と呼ぶこともあります。

「支出」とは、お金を払うことです

政府のお財布のことを、財政といいます。

財政支出とは、政府が持ってるお財布の中からお金を払うことです。

まとめ

景気が過熱してる時の財政政策は、2つです。

増税と、公共事業を減らすことです

増税をしたら、国民が持ってるお金が減る買い物をする人が減ります。

また、公共事業を減らすと、国民の仕事が減るので、買い物する人を減らすことができます。

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