景気とは
景気とは「国内のお店が儲かってるかどうか」をあらわすものです。
景気には、景気が良い状態と、景気が悪い状態があります。
金利とは
人がお金を借りたら、少し多めに返す必要があります。
この少し増える分の大きさのことを「金利」と言います。
銀行の金利は、一定ではありません
金利は、上がったり下がったりします。
金利は、お金を借りる時に、チェックしなければならない大切な数字です。
物価とは
物価とは、お店の商品の値段です。
日本の全てのお店で、商品の値段が高くなれば「物価が上がった」と言います。
日本の全てのお店で、商品の値段が低くなれば、「物価が下がった」と言います。
金利と景気
まず、金利と景気の影響について考えます。
金利は、景気の影響を受けます。
景気が良い時→金利が上がる
景気が悪い時→金利が下がる
まず、景気が良くなると、お金を借りる人が増えます。
その理由は、景気が良くなると、モノが売れるからです。
景気が良い時は、お客さんが増えます。
また、一人一人のお客さんが、より多くの消費を買います。
高い商品を買う人もいます。
景気が良い時は、お店は、儲かります、
景気が良い時は、モノが売れて、お店が儲かるのです。
それでは、今、あなたがパン屋さんの社長だとします。
パンがたくさん売れてる時は何をしますか?
パンが良く売れるというのは、パンの奪い合いが起きてる状態です。
パンを買いたい人が多すぎるのです。
言い換えれば、パンが少ないのです。
そんな時、店員は、パンをもっと作ろう!と考えます。
まずは、小麦粉や卵などの原材料を買います。
また、新しくオーブンを買ったり、ロボットを買ったり、お店を大きくしたりします。
お店を大きくすると、より多くのパンが作れます。
より多くの売り上げを作れるようになります。
お店を大きくすれば、お金が儲かります。
そのため、借金をしてでも、お店を大きくしようとする人たちが増えます。
借金したとしても、「儲かったお金で借金を返せばいい」という気持ちになるのです。
ちなみに、借金とは、銀行からお金を借りることです。
景気がいい時は、会社の社長は、「お金を借りたい」と考えます。
景気が良くなると、お金を借りる人が増える理由は、未来への不安が消えるからです。
未来への不安がないから、お金を借りるのです。
景気が良くなれば、未来の不安が消えて、お金を借りようとします。
将来への不安も減るので、お金を借りてでも、お店を大きくしようと考えるのです。
そして、お金を借りる人が増えると、金利が上がります。
なぜなら、高い金利を払ってでも借りたい人がいるからです。
もし、借りたい人がたくさんいれば、お金の価値が上がります。
借りたい人がたくさんいる時は、高い金利を払ってでも借りたい人がいるので金利は上昇します。
景気が良い時は、経済活動が活発になり、借りたい人の需要が増えて金利が上がります。
景気が良い時は、お金を借りる人が増えるので、金利が上がります。
一方で、景気が悪い時を考えていきます。
景気が悪いと、人は買い物をしなくなります。
つまり、パンをが売れなくなります。
パンを作っても、売れ残ってしまいます。
売れ残ったパンを捨てるのはもったいないです。
そうなると、パンを作る量を減らそうと考えるのです。
これを言い換えると、お店は売れる分しかパンを作らないということです。
パンが売れる時はパンを作りますが、パンが売れない時は、パンを作りません。
パンが売れない時は、お店の人は、「お金を借りて、工場を大きくしよう」と考えません。
お店を大きくしないということは、お金を借りないということです。
「お金を借りてまでお店を大きくしよう」とは考えないのです。
そのため、景気が悪い時は、お金を借りる人は減ります。
また、景気が悪い時期は、未来への不安が大きくなります。
なぜなら、お店が儲からなくなるからです。
未来への不安が大きい時は、人は無駄な買い物をやめて、節約をするようになります。
そんな状況の時は、「お金を借りて買い物をしよう」という気持ちにならないのです。
また、給与が増えないので、人は節約するようになります。
そのため、お金を借りなくなります。
借りたい人が少ない時は、金利は下がります。
金利を下げれば、人は銀行からお金を借りやすくなります。
お金を借りる人が増えてほしい時は、銀行は金利を下げるのです。
景気と物価
次に、景気と物価の関係について説明します。
まず、景気が良い時は、物価が高くなります。
その理由は、景気が良い時は、給料が増えるからです。
給料が増えると、買い物をする余裕が生まれます。
お金を持ってる国民が増えます。
だから、お店の商品の値段が高くても、お客さんが買ってくれるようになるのです。
景気が良い時は、商品が高くても、買ってくれるお客さんがいます。
高くても売れる時は、お店は、商品の値段を上げます。
そのため、景気が良い時は、物価が高くなります。
また、「景気が良い時は、未来への不安が消える」というのも、モノが良く売れる理由の一つです。
景気が良いの時は、給料が上がるので、みんなの「未来への不安」が少なくなります。
そのため、お客さんは、節約しないで、ガンガンお金を使います。
こんな状況のことを経済学では、「世の中で売られているモノの量よりも、人が欲しいモノの量が多くなる」という言い方をします。
このような時期は、お客さんがたくさんいるのに、お店の商品は少ないです。
つまり、お客さんが商品を奪い合う状況になります。
そんな状況の時は、人々は「我先に」と買い物します。
「早く買わなきゃなくなっちゃう」状況では、人々は早めに買い物をするのです。
次に、景気が悪い場合を説明します。
景気が悪い時は、物価が下がります。
その理由は、景気が悪い時は、給料が減るからです。
給料が減ると、買い物をする余裕がなくなります。
不景気のときは、お客さんは、お金を節約しようとします。
そして、なるべく安い商品を買いたがります。
こうして、物価が下がります。
景気が悪い時は、商品はなかなか売れなくなります。
商品が売れ残ります。
売れ残った商品は値下げされます。
お客さんは、値下げした商品を買いに、お店に来ます。
こうして、お店の商品の値段は安くなっていきます。
また、「景気が悪い時は、未来への不安が増える」というのも、商品が売れなくなる理由です。
不景気の時は、給料が下がるので、みんながモノを買わなくなります。
そのため、世の中で売られているモノの量よりも、人が欲しいモノの量が少なくなります。
そのため物価が下がります。
物価と金利
最後に、物価と金利の関係について説明します。
物価とは、モノの値段です。
物価が上がると、金利も上がります。
この理由は、パンの値段が上がってる時は、ビジネスチャンスだからです。
パンの値段がどんどん上がってる時は、お店が儲かっている時です。
このタイミングでお店を大きくしたら、さらに儲かる事ができる可能性があります。
そのため、銀行からお金を借りて、お店を大きくしようとするパン屋が増えるのです。
物価が上がる時期は、銀行からお金を借りようとする人が増えます。
お金を借りる人が増えれば、銀行は、強気になって金利を上げます。
借りる人が多ければ、銀行は、金利を高くします。
なぜなら、銀行は、金利でお金を稼いでいるからです。
できるだけたくさんの人に、出来るだけ高い金利でお金を借りてほしいのです。
一方で、物価が下がると、金利も下がります。
この理由は、物価が下がっている時には、パン屋さんは金利が低くてもお金を借りないからです。
借りたいと思う人が減るので、金利は低くなります。
なぜ、お金を借りないのかというと、物価が下がっている時は、お店が儲かってないからです。
未来への不安も大きくなります。
儲かってない時に、銀行からお金を借りるのは、怖すぎるのです。
お店は、儲かる自信がある時だけ、銀行からお金を借ります。
しかし、どんどんパンの値段が下がってしまう場合は、儲けが出しづらいです。
お店を大きくしたところで、パンが安いから儲からないのです。
パンが売れ残るだけです。
こんな時は、「お店を大きくしよう」とは思いません。
だから、パン屋さんはお金を借りません。
こうして、金利が下がります。