労働者の賃金が上がると、経済はどうなるのでしょうか?
アダムスミスやケインズは、良くなると考えて、フリードマンは悪くなると答えています。
それぞれの意見を見ていきます。
アダムスミスの考え
アダムスミスは、労働者の賃金は上がるべきだと主張しています。
なぜなら、病気な人より、健康な人の方がよく働けるからです。
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また、アダムスミスは、貧しい家庭の子どもたちが学校に行くことで、国が成長すると考えました。
国民の大半を占める貧困層が繁栄してこそ、国家が繁栄するのいうのが、『国富論』の主張なのです。
ケインズの考え
ケインズは、不況の時も、賃金減らすべきではないと主張しています。
なぜなら、賃金を減らしたら、景気が悪くなると考えていたからです。
お店は、「買い物をしてくれるお客さん」がいるから儲かります。
国民がお金を持ってる時に、景気は良くなるのです。
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だから、賃金は下げてはいけないとケインズは主張しました。
賃金を下げると、買い物をするお客さんが減ってしまい、お店のモノが売れなくなり、経済が回らなくなるからです。
フリードマンの考え
一方で、フリードマンなどの新自由主義者たちは、今の最低賃金は高すぎると考えています。
賃金が高くなれば、国民は、値段の高い商品も購入できるようになります。
そしたら、お店の商品の値段がどんどん高くなって、インフレになってしまうかもしれません。
インフレになったら、人々の生活に悪影響があるのです。
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また、最低賃金が高いと、負担を背負うのは企業(賃金を払う側)です。
フリードマンは、企業に負担を背負わせるべきでは無いと考えます。
なぜなら、国民の中で一番お金を稼いでくれるのは、裕福層(企業)だからです
裕福層を優遇した方が国は成長すると、フリードマンは、考えているのです。