株価と国債の関係

株価と国債はどのような関係なのでしょうか?

見ていきます。

景気が悪い時

まず、景気が悪い時は、株の人気がなくなります。

株というのは「会社が儲かってる時に、たくさんお金がもらえる」という仕組みになっています。

つまり、会社が儲かってくる時は、株を持つべきです。

一方で、景気が悪くなると、会社が儲からなくなります。

そんな時は、株を持つべきではないのです。

株の人気がなくなると、国債が人気になる

株が危なくなって、株の人気がなくなると、国債が人気になります。

その理由は、みんなが株を売って国債に乗り換えるからです。

「乗り換える」というのは、「株をやめて、国債を始める」という意味です。

投資家たちは、株を売って、お金を手に入れます。

そして、手に入れたお金で、国債を買います。

国債が人気になると、売買価格が上がる

国債には、「売買価格」というものがあります。

国債は、投資家どうしが、勝手に売り買いしています。

それを債券市場と言います。

債券市場には、政府は関わりません。

国民どうしで、売り買いしています。

また、債券市場の売買価格は、上がったり、下がったりします。

みんなが国債をほしがれば、国債は、高くても売れるようになります。

人気の時は、売買価格は上がるのです。

国債が高くなると、今から国債を買いたい人にとっては悲しいです。

なぜなら、高い値段を払わないと、国債を買えないからです。

つまり、今から債券市場で国債を買いたい人にとっては、おトクじゃありません。

「おトクじゃない」ことを、「利回りが悪い」または「金利が下がる」と言います。

このまでのことを、まとめると「景気が悪くなると、金利が悪くなる」ということです。

株価が下がれば、国債の金利が上がります。

景気

株は、景気の影響を受けます。

景気が良くなれば、株が人気になります。

景気が悪くなれば、株の人気がなくなります。

株価が人気になるかどうかは、配当金の大きさが関係しています。

配当金とは、投資家にとっては、もらうお金です。

株を持っていると、配当金というお金を手に入れることができるのです。

また、国債を持っていても、利子というお金を手に入れることができます。

株と国債の違い

株と国債の大きな違いは、景気の影響を受けるかどうかです。

株は、景気がいい時は、たくさんの配当金がもらえます。

また、景気が悪い時は、あまり配当金をもらえません。

一方で、国債の利子は、発行されるタイミングで大きさが固定されます。

投資家が国から国債を買う時に、利子の大きさが決まるのです。

利子の大きさは、国が決めています。

国が「今日は、利子率2%の国債を売ります」などを言ってるので、それに納得したら、投資家は、国債を買います。

利子と配当金の違い

利子と配当金の違いについて説明します。

利子とは、あらかじめ決まった大きさのお金のことです。

一方で、配当金は、景気によって、増えたり、減ったりします。

金利

最後に、経済学を勉強するときの注意点をお伝えしたいです。

それは、「金利」という言葉は、2つの使われ方があるということです。

一つ目は、今まで話してきたように、「今から債券市場で国債を買いたい人にとって、国債がおトクかどうか」です。

二つ目は、利子の大きさです。

国が投資家に国債を売る時に、利子の大きさを決めます。

例えば、「2%の国債を発行する」と国が言えば、投資家は、額面価格の2%を毎年もらうことができます。

この時の2%のことを、「金利」と呼ぶことがあります。

「国債の金利」と言われたら、どっちのニュアンスで使ってるのか、見分ける必要があります。

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