投資
投資には、実物投資と証券投資があります。
マクロ経済学の投資とは、実物投資のことです。
証券投資とは、株を買うことです。
実物投資には、設備投資、在庫投資、住宅投資などがあります。
設備投資とは、企業が稼ぐために必要な機械などを買うことです。
在庫投資とは、企業が製品を作って、それを倉庫に保管することです。売れ残りを保管することも在庫投資です。
住宅投資とは、個人が住宅を新築することです。
今回は、設備投資に注目します。
設備投資
設備投資とは、企業がもっと稼ぐために必要な設備を買うことです。
例えば、パン屋さんがオーブンを買うようなことです。
オーブンを買ったら、もっとパンが買えます。
つまり、オーブンは「お金を生み出す」のです。
お金を生み出すものを買うことを「投資」といいます。
民間投資
民間投資とは、企業が機械を買ったり、個人が家を買ったりすることです。
今回は、設備投資に注目します。
設備投資とは、企業がお金を増やすことを狙ってお金を使うことです。
パン屋さんなら、オーブンを買って、さらにパンを作ろうとすることです。
民間投資と設備投資の違い
それでは、民間投資と設備投資の違いは何でしょうか?
両方とも「企業の投資」を表す言葉です。
企業が投資をすると、民間投資と呼ばれたり、設備投資と呼ばれたりします。
どっちも正しいです。
しかし、設備投資は、民間投資だけでなく、公共投資も含まれます。
民間投資は、企業が実施します。
公共投資は、政府が実施します。
増えると景気が良くなる
設備投資が増えると、景気が良くなります。
なぜなら、パン屋さんが、オーブンを買おうとすると、オーブンを作る人が儲かるからです。
そのため、設備投資をする人が増えると、世の中の仕事が増えます。
オーブンを買うためにお金を払うと、オーブンを作る人は、ネジや鉄など、オーブンに必要な材料を買います。
ここから、さまざまな仕事が生まれます。
設備投資は、連鎖的に、仕事を生み出すのです。
景気が良くなると、増える
また、景気が良くなると、設備投資が増えます。
なぜなら、景気が良い時は、パンが良く売れるからです。
民間投資を増やそうとしたのは、ケインズです。ケインズについては、こちら↓の記事で書かさせていただきました