流動性の罠に陥ると民間投資が増えない理由をイラストで分かりやすく解説

ケインズ

民間投資は、利子率が下がると、増えます。

しかし、流動性の罠に陥ると、利子率を下げることが難しくなります。

その理由を見ていきます。

はじめに

話の登場人物は3人です。

企業、労働者、利子生活者です。

投資とは

「投資」とは、「お金を使うこと」です。

民間投資とは

民間投資をするのは企業です。

民間投資とは、企業の買い物です。

お金を稼ぐために、新しい機械や、車などを買います。

投資が増えるということは、お金を使う企業が増えるということです。

民間投資が増えると景気が良くなります。

民間投資を増やすには

民間投資を増やすために必要なことは、利子率を低くすることです。

なぜなら、企業は、利子率が低い方が、お金を借りやすいからです。

企業は、利子を払う側の人です。

そのため、利子が低い方が嬉しいのです。

利子率を下げるには

利子率を下げるためには、国のお金を増やすことが有効です。

銀行にたくさんお金があれば、どんどん貸せるので、利子率が下がります。

しかし、流動性の罠に陥ると利子率は下がらなくなります。

流動性の罠とは

債券を買う人が多いと、利子率が下がります。

しかし、利子率が下がると、債券を買う人が減るのです。

利子生活者とは

利子生活者とは、債券の利子をもらって生活してる人たちのことです。

彼らは、債券が安い時に債券を買って、債券が高い時に売ります。

また、債券の価格は、利子率が高い時ほど、安くなります。

そのため、利子率が高い時ほど、債券に投資する人が増えます。

逆に、利子率が低くなると、債券に投資しなくなります。

まとめ

民間投資をする人は、投資をするか、しないかを利子率で決めます。

また、債券に投資する人は、債券に投資するか、しないかを利子率で決めます。

利子率が十分に低下しない限り、民間投資は増えません。

しかし、利子率が下がると、利子生活者は、債券を手放すので、利子率は低下しなくなるのです。

タイトルとURLをコピーしました