労働者は、生活費の分を給料として受け取ります。
つまり、生活費が安くなれば、給料も安くなります。
また、工場が機械化すれば、いろんな商品がどんどん値下がりします。
つまり、生活費が安くて済むようになります。
機械化するということは、つまり、給料が減るということです。
それなのに、労働時間は減りません。
このようにして、労働者は、搾取されるのです。
給料
労働者は、明日も働けるように、生活費の分のお金を、給料として受け取ります。
この給料で生活費が支払われます。
つまり、私たちの1日の給料とは
次の1日を働くための生活費となります。
生活費の分の仕事は、ちゃんと働くべきです。
給料の分の労働のことを、必要労働と言います。
剰余労働
剰余労働とは、給料をもらわないのに、働く労働のことです。
機械化
工場は、よりスピードをあげて商品を作るために、どんどん機械化していきます。
機械化すると、生産性が上がります。
機械化すると、その商品をより速く作れるのです。
商品を早く作れるようになると、その商品の値段は下がります。
そして、マルクスの時代は、世の中のあらゆる工場が、どんどん機械化していました。
つまり、生活費が安くなっていったのです。
生活費が安くなると、給料も安くなります。
搾取
普通なら、給料が安くなったら、労働時間は減るべきです。
しかし、酷い資本家は、給料を減らしても、労働時間を減らしません。
総労働時間を一定とすると、必要労働時間が減れば、剰余労働時間が増えます。
これが、相対的剰余価値です。
最後に
剰余価値には、「絶対的剰余価値」と「相対的剰余価値」があります。
絶対的剰余価値は、より長く労働者を働かせることです。
一方で、相対的剰余価値は、必要労働を減らすことです。