管理通貨制度とは?金本位制との違いとは?イラストで分かりやすく解説

経済学入門
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管理通貨制度

管理通貨制度とは、それぞれが独自にお金を作れるという制度です。

お金をたくさん作りたい時は、たくさん作ってもOKです。

管理通貨制度では「お金そのものに価値がある」と考えます。

管理通貨制度のメリットは、国民全員をお金持ちにすることができることです。

例えば、お金をたくさん作って、全ての国民にお金を配ったら、みんなが一斉にお金持ちになります。

これを「お金をばら撒く」と言います。

管理通貨制度では、好きなだけお金を作ることができるので、お金をばら撒くことができます。

しかし、国民が一斉にお金持ちになっても、「豊かになる」とは限りません。

「豊かさ」とは「買い物がたくさんできる」ということです。

しかし、みんなが一斉にお金持ちになった場合、お店の商品の値段が上がってしまう可能性が高いです。

なぜなら、高くても売れるからです。

高くても売れる場合は、お店の人が商品の値段を上げてしまうのです。

このようにお店の商品がどんどん高くなっていくことをインフレと言います。

インフレとは、世の中にお金が溢れている時に起きる現象です。

インフレになると、買い物できる量が減ります。

お店の商品が値上がりするということは、お客さんが買える量が減るということなのです。

金本位制

管理通貨制度と対立するのが金本位制です

金本位制とは、お金は金(キン)の量しか発行できない制度のことです。

また、金本位制では、金(キン)とお金が交換できます。

金本位制の時代は、なぜお金に価値があるのかと言えば、金(キン)と交換できるからでした。

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