貧富の差を減らすために、ピケティは、2つの提案をしています。
その2つとは「所得税」と「資本税」です。
どのようなものなのか見ていきます。
所得税
一つ目は、所得税に対する累進課税です。
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所得税とは、お金を稼いだ時にお金を払う税金です。
所得税とは、税金の「種類」です。
そして、累進課税とは、税金を集める時の「やり方」の名前です。
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累進課税とは、お金をたくさん稼いだ人から、たくさん税金を集めるというやり方です。
トマピケティによると、1944年〜1945年の最高所得税率は、94%でした。
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最高所得税率というのは、所得額に応じて課税される税金の最高の税率です。
しかし、現在では、それが下がってきていて、今では、半分くらいになっています。
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これは、お金持ちの人にとっては、嬉しいことです。
お金持ちの人が税金を払わなくても、良くなっていてきているのです。
だから、今は貧富の差が広がりやすい仕組みになってるのです。
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ピケティは、昔の所得税に関する累進課税を、復活させたいと考えています。
反論
しかし、ここで反論があります。
所得税とは、お金を「稼いでる」人からお金を集める税金です。
つまり、お金を「持ってる」人からは、お金を集めません。
だから、生まれつきお金を持ってる人は、税金を納めなくていいのに
頑張って働いてる人は、税金を納めなければならない
ということになります。
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ここで、ピケティが提案しているのがお金を「持ってる」人から集める税金です。
資本税
資本税とは、お金を「持ってる」人から集める税金です。
お金をたくさん「持ってる」人から、税金を集めて、あまり持ってない人からは、税金をあまり集めないというルールの税金です。
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公平性を保つために、お金を「持ってる」だけで、税金を納める「資本税」を取り入れた方がいいということをピケティは考えたのです。