金融緩和とは?買いオペとは?景気が悪い時の公開市場操作をイラストで解説

公民

景気

景気とは、経済活動の活発さを指す言葉です。

景気の状態は、よく「温度」にたとえられます。

「過熱している」「冷え込んでいる」などです。

景気は、過熱しすぎてもダメで、冷え込みすぎてもダメです。

ちょうどいい状態にする必要があります。

ちょっといい状態のことを「景気が良い」と呼びます。

景気が悪い

景気が冷え込む状態のことを景気が悪いと言います。

景気が悪くなる理由は、国内のお金の量が少ないからです。

公開市場操作

公開市場操作とは、日本銀行が国債を売ったり買ったりすることです。

銀行と日本銀行は、それぞれ、国債と現金を持っています。

日本銀行と銀行は、国債を売ったり買ったりしてきます。

これを公開市場操作と言います。

公開市場操作は、種類が2つあります。

・金融引き締め(買いオペレーション)

・金融緩和(売りオペレーション)

売りオペと買いオペの2つを合わせて「公開市場操作」と言います。

ちなみに、公開市場操作の英語は「オープン・マーケット・オペレーション」です。

公共市場操作は、「オペ」と言われることもあります。

公開市場操作は、銀行のお金を増やしたり、減らしたりする目的でやります。

銀行のお金を増やすことを「資金供給」と言います。

また、銀行のお金を減らすことを「資金吸収」と言います。

国の景気が冷え切っている時(景気が悪い時)は、国のお金が足りていません。

そのため、買いオペをして、お金を供給します。

買いオペ

買いオペレーション(買いオペ)について見ていきます。

国内のお金を増やしたい時は、日本銀行は、銀行が持ってる国債を買います。

国債を「買う」ので「買いオペレーション」と言います。

「買う」ということは、「お金と交換する」ということです。

日本銀行は、国債をもらう代わりに、お金を与えているのです。

別の言い方をすると、買いオペとは、銀行のお金を増やすことです。

買いオペは、銀行のお金を増やす目的で行われます。

買いオペをすると、銀行のお金が増えます。

銀行のお金を増やすことを「銀行に資金を供給する」と言います。

「供給する」とは「与える」ということです。

また、「資金」とは「お金」という意味です。

貸出量が増える

また、銀行は、個人にお金を貸します。

お金の動きは、日本銀行→銀行→個人です。

銀行が持ってるお金の量が増えれば、個人に貸せるお金の量も増えます。

個人にお金が行き渡れば、きっとその個人は、買い物をするので、景気が良くなります。

景気が冷え切ってる時は、個人のところまでお金が行き渡ることが大事です。

買い物をする人が増えれば、儲かるお店が増えて、景気が良くなるのです。

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