ケインズは、金利が下がれば、お金持ちは貯蓄をしなくなるので、経済が回ると考えました。
このように考えた理由を見ていきます。
利子
利子とは、銀行にお金を預けている時にもらえるものです。
この利子は、金利が高い時にたくさんもらえます。
お金をたくさん持っていれば、金利だけで生活することもできます。
そのような人のことを金利生活者と言います。
つまり、金利が高い時は、金利生活者がさらにお金もちになるのです。
金利が下がるとどうなるか?
金利が下がると、お金持ちは、貯蓄で儲からなくなります。
なぜなら、貯蓄しても、利子が付かないからです。
金利生活者の安楽死
ケインズは、貧富の差を減らすため、金利を下げようと考えました
利子が少なくなれば、お金持ちは、儲からなくなって、お金持ちじゃなくなります。
ケインズは、これを「金利生活者の安楽死」と呼びました。