日本銀行と銀行と個人
日本銀行は、銀行にお金を貸しています。
また、銀行は個人にお金を貸しています。
つまり、お金は、「日本銀行→銀行→個人」という方向に動きます。
公定歩合
銀行は日本銀行からお金を借ります。
借りたお金は返します。
お金を返す時は、利子をつけて返します。
この利子のことを「公定歩合」といいます。
日本銀行が銀行にお金を貸すときの利子のことを「公定歩合」と呼びます。
公定歩合操作には、金融引き締めと、金融緩和があります。
景気が過熱してる時は、金融引き締めをします。
金融引き締めの目的
金融引き締めとは、「個人が銀行からお金を借りないようにするために」行います。
景気が過熱している時は、国内にお金が溢れてしまっています。
そのため、金融引き締めをすることで、国内のお金の量を減らすのです。
金融引き締め
通貨量が多すぎる時は、金融引き締めを行います。
金融引き締めとは、公定歩合を高くすることです。
こうすることで、銀行は日本銀行からお金を借りづらくなります。
なぜなら、公定歩合が高くなると、お金を返す時に、たくさんお金を増やして返す必要があるからです。
公定歩合が高くなると
公定歩合が高くなると、銀行は、日本銀行からお金を借りなくなります。
すると、銀行の手持ちのお金が減ります。
銀行にお金があまりない時は、個人にお金を貸すことができません。
そのため、銀行からお金を借りる人が減ります。