「財政政策」と聞くと、めっちゃ難しい感じがしますよね
教科書を読んだけど、よく分からなかった
そんな人が多いと思います
もし、教科書を読んだだけで、スッキリ理解できたのなら、その人は超天才だと思います
今回は、そんな「財政政策」について、描いていきます
財政政策とは
財政政策は、日本の景気が悪い時に、行われるものです
景気が悪い時というのは、人が病気になってるみたいな感じです
そのため、薬が必要です
景気を治すための薬は、2つあります
財政政策と金融政策です
金融政策は、日本銀行が、おこないます
一方で、財政政策は、政府が、おこないます
今回は、財政政策の方だけを説明していきます
景気が悪い理由1つ目
財政政策は、景気が悪い時に行われます
しかし、そもそも、景気が悪いとは、どのような状態でしょうか?
景気が悪い状態とは、いろいろな説明の仕方がありますが
そのうちの1つは、失業者が多い状態です
失業者が多いと、景気が悪いです
失業者とは、仕事がない人たちのことです
失業者は、仕事がないので、お金を得ることができません
そうして苦しい生活をしているのが、失業者です
失業者が多い国は、景気が悪いです
そのため、景気をよくするためには、失業者が仕事を得られるようことが大切です
公共事業
まず、公共事業について、説明していきます
公共事業とは、水道や橋や道路などを作ることです
政府が、税金などを使って、水道屋さんに「水道を作ってください」と言うのです
言い方を変えると「政府が、水道を買う」ということです
政府は、水道を作るために、政府のお金(税金)を使って、水道を買います
公共事業を行うと、失業者が労働者になります
そのため、公共事業をすると、失業者を減らすことができるのです
公共事業が行われれると、そこで働く人が必要になります
働く人が必要なので、人を雇います
雇われた人の目線で考えると、「仕事がなかったけど、仕事を得た」ということです
「公共事業」と聞いたら、「失業者」を、「労働者」に変えること、と解釈していいと思いと思います
さらに言うと
公共事業がすごいのは、「失業者が減るから」だけではありません
公共事業をすると、周りのお店も儲かるようになります
もし、公共事業が行われると、労働者に、賃金が支払われます
労働者に賃金が支払われると、パンが売れるようになります
パンがよく売れると、小麦粉もよく売れます
こうやって、ドミノのように、景気の良い波が広がっていくのです
景気が悪い理由2つ目
景気が悪くなる理由は、もう1つあります
それは、人々が節約することです
景気が悪くなる時、人々は節約をします
つまりお金を使わない人が増えます
景気が悪いときは、みんなが節約します
節約するので、買い物をしなくなります
買い物をあまりしなくなるので、お店は売り上げが下がります
「景気が悪い」というのは、日本で、それぞれのお店の売り上げが景気が悪くなっている状態です
人々が買い物をしなくなれば、お店は儲からなくなります
そのため、逆にいうと
人々が買い物をすると、お店は儲かるのです
景気が良い状態とは、お店が儲かってる状態です
景気を良くするために、節約してる人が、節約しなくなるようにしたいのです
減税
人々がもっとお金を使うようにするために、政府は「減税」をします
減税とは、税金を減らすことです
例えば、100円ショップに行くと、商品が110円で売られています
もし、ある日
「今日だけ、税金をゼロにします」と偉い人が言ったら
今まで110円で買ってたものが、100円で買えるようになります
10円のお得です
その日は、みんながたくさん買い物をすることになるでしょう
減税をすると、社会の需要が増えるのです
税金を減らすと、買い物をしたいという気持ちを増やすことができます
税金が減ったら、消費者にとっては
もっとたくさん買い物ができるようになります
そして、お店にとっては
もっとモノが売れるようになります
モノを売る人にとっても、買う人にとっても、減税は嬉しいことなのです
まとめ
「財政政策」と聞いたときには
公共事業と減税
と思い出してください
財政政策は、景気を良くするために行われます
景気が良い状態とは、お金がよく回っている状態です
「人々がお金をたくさん稼いで、さらに、人々が買い物をたくさんする」
そんな状態を「景気が良い」といいます
「もう少し難しいことでも理解できそう!」と思った方は、下記の記事もご覧ください。こちらでは、大学生の経済学部レベルのことを解説しています