世界恐慌
世界恐慌とは、アメリカをキッカケに起きた世界的な不景気のことです。
不景気とは、お金が稼げなくなる状態のことを言います。
世界恐慌が起きると、働きたくても働けない人がたくさん現れました。
働いていない人のことを「失業者」と言います。
世界恐慌が起きた時、世界中で、失業者が増えてしまいました。
課題は、この状況で、失業者をどうやって減らすかでした。
ニューディール政策
アメリカで行われたのは、ニューディール政策です。
これは、失業者を労働者にすることで、失業者を減らそうという試みです。
ニューディール政策では、ダムの建設などをしました。
ダムを作るためには、そこで働いてくれる建設業者の人が必要です。
そのため、建設業の会社は、人を雇います。
失業者が会社に雇われることで、失業者が労働者になるのです。
つまり、ダムを作るということは、人を雇うということです。
人を雇うことを「雇用を増やす」と言います。
雇用が増えると景気が良くなる理由
失業者が労働者に変わると、景気が良くなります。
なぜなら、労働者は賃金(給料)をもらうからです。
そして、もらったお金で買い物をします。
例えば、お弁当を買います。
するとお弁当屋さんが儲かります。
儲かる人が増えることで、景気が良くなるのです。