デフレの時は、実質金利は上がります。その理由について書いていきます。
名目金利
名目金利とは、物価上昇率などを加味しない、表面上の金利のことです。
実質金利
実質金利とは、物価上昇率などを加味した金利のことです。
名目金利から物価上昇率を差し引いたものを実質金利といいます。
喩え話
この「名目」と「実質」の違いは、分かりづらいですよね。
そのため、名目と実質の違いをバスケに喩えてみます。
「名目」とは、バスケのゴールが高いか、低いかについて注目しています。
一方で、「実質」とは、バスケのゴールの高さと、バスケ選手の身長を比べた時に、バスケのゴールが高いのがどうかについて注目しています。
例えば、バスケのゴールが高かったとしても、バスケ選手の選手の身長も高かったら
実質的には、ゴールは高くないのです。
デフレ
次に、デフレについて話します。
デフレとは、物価がどんどん下がることです。
デフレの時は、実質金利が上がる
デフレの時は、物価が下がります。
物価が下がると言うのは、喩えるなら、バスケ選手の身長が低くなるようなものです。
バスケのゴールの高さが変わらないなら、バスケ選手から見ると、ゴールが高く感じます。
これを「実質的に高い」と呼ぶのです。
デフレのときは、物価が下がります。
その時、金利が変化しなくても、実質的には、金利が上がるのです。
そのため、デフレのときは、実質金利はデフレの分だけ高くなるのです。