リバタリアニズム
リバタリアニズムとは、自由を大切にする考え方のことです。
リバタリアニズムは、日本語では、「自由至上主義」と訳されます。
リバタリアニズムでは、個人の自由を大切にします。
他人に迷惑をかけない限り、愚かなことをするのも自由です。
リバタリアニズムの人は、国家による介入や干渉を嫌います。
また、小さな政府を望みます。
小さな政府とは、税金も少ないけど、困ってる時に助けてくれないような政府のことです。
リバタリアニズムの人たちが嫌うものは、増税です。
稼いだお金を税金として、政府に取られてしまうことが嫌なのです。
コミュニタリアニズム
コミュニタリアニズムとは、共同体の道徳や価値観を尊重する考え方です。
日本語では「共同体主義」と訳されます。
コミュニタリアニズムの人たちは、「善」を大切にします。
彼らは、「立派な生き方」を追求するのです。
とはいえ、生い立ちや文化、伝統など、によって、「善」は変わってきます。
文化が違えば、正義の考え方も変わってくるのです。
そのため、彼は、「共通善」を大切にします。
「共通善」とは、共同体で共有されている善き生き方のことです。
コミュニタリアニズムの人は、大きな政府を望む傾向にあります。
大きな政府とは、税金は多いけど、困った時に助けてくれる政府のことです。
コミュニタリアニズムが嫌うのは、自由すぎる人たちです。
自由すぎて、「自分だけ儲かればいい」と考えてる人を許せない傾向にあります。
リバタリアニズムのメリット
次に、リバタリアニズムのメリットについてです。
リバタリアニズムのメリットは、自由に生活できることです。
「人間として立派な生き方とはどういうものか」と指図されたりはしません。
他人に迷惑をかけない限り、愚かなことをするのも自由です。
リバタリアニズムになりやすい人の特徴は、お金持ちの家に生まれて、十分に教育を受けれたような人たちです。
十分に教育を受けた人たちは、自分ひとりのチカラで判断できるチカラを身につけます。
自由に判断できるだけの能力を持っている人は、自由を望むのです。
リバタリアニズムのデメリット
しかし、世の中には、適切に判断できるだけの情報を得ることのできない人たちもいます。
彼らは、自分の力だけでは、適切に判断をする能力がありません。
例えば、貧しくて、教育を受けられなかったような人たちは、判断力を持っていません。
その人たちにとって、大切なのは「自由」より「助け合い」です。
人々は、共同体の中で、助け合って生きるべきです。
リバタリアンが想定しているほど、人は自由に振る舞えないのです。
コミュニタリアニズムのメリット
コミュニタリアニズムは、共同体の価値観を大切にします。
道徳的な良心、友愛、正義などを磨いて生きているのです。
コミュニタリアニズムのデメリット
コミュニタリアニズムでは、共通善を大切にします。
好き勝手に生きるのではなくて、立派な生き方をすべきだと考えるのです。