経済学では「需要と供給によってモノの値段が決まる」ということを学びます。
この記事では、需要と供給のそれぞれの意味と、グラフについて紹介します。
需要とは
需要とは「お客さんが商品を買うこと」です。
需要があるということは、お客さんがいるということです。
また、需要がないということは、お客さんがいないということです。
供給とは
供給とは「お店に商品がある」ということです。
供給があるということは、お店に商品があって、お客さんがいつでも買えるという状況ということです。
一方で、供給がないということは、お店に商品がないことを指します。
需要曲線
需要曲線とは、買う側から見たグラフです。
お客さんは「商品が安いなら買いたい」と考えています。
例えば、100円だけ持って、コンビニに行った時に、パンが100円だったら、パンを買うことができます。
商品が安い方が、お客さんにとって嬉しいのです。
一方で、商品が高いと、それを買うお客さんが減ります。
例えば、100円だけ持って、コンビニに行った時に、パンが200円だったら、パンを買うことができません。
商品が高い時は、商品を買うことができないのです。
このように、お客さんは、商品が安いと買います。商品が高いと買いません。
しかし、個人差があります。
高くても買う人がいるし、本当に安くないと買わない人もいます。
それを、グラフにすると、こうなります。
価格が高いと、売れる商品の数は減ります。
値段が安い時は、売れる商品の数が増えます。
供給曲線
一方で、供給曲線は、売る側から見たグラフです。
パン屋さんは、できるだけ、パンを高い値段で売りたいと考えています。
例えば、パンの値段を高くした時に、それでもパンが売れるなら、パンをたくさん焼いて売ろうと考えます。
一方で、パンが売れ残ってしまうこともあります。
パンの値下げをしないと、お客さんがパンを買ってくれない時もあります。
そんな時は、売れ残らないように、そもそもパンを作りすぎないようにしようと考えます。
パン屋は、売れる分しかパンを作りません。
パンが売れないようであれば、パンを作る数を減らします。
それをグラフにするとこうなります。
例えば、値段が高くても売れるなら、商品をたくさん作ります。
一方で、安くしないと売れない時は、そもそもパンを作る量を減らしてしまいます。
需要と供給のグラフ
需要曲線と供給曲線が交わったところで、値段と数量が決まります。
これが「需要と供給によってモノの値段が決まる」ということです。