プラザ合意とは何か?なぜ円安だとアメリカが不利なのか?イラストで分かりやすく解説

公民
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円安ドル高の時は、アメリカにとって不利です。

アメリカにとって不利な状況を変えるため、プラザ合意が行われました。

当時のアメリカと日本

当時のアメリカは、貿易が赤字になり、困っていました。

一方で、日本は、どんどん成長していて、貿易で儲かっていました。

アメリカは全然、儲けることができなかったのに、日本は儲けていたのです。

日本が成長できたのは理由がありました。

それは円安だったからです。

日本は、円安のおかげで商品をどんどんアメリカに輸出して、儲けることができました。

円安はアメリカに不利

円安は、アメリカに不利です。

そして、日本にとって、とても有利な状況です。

なぜなら「円安」とは、日本の商品が海外で人気になるということだからです。

例えば、日本で車を作ったとします。

それをアメリカで売ります。

その時、円安なら、アメリカで日本車が安く売れます。

お客さんは、安い商品が好きです。

そのため日本の商品が人気になります。

アメリカ人が日本の車を買うと、日本にお金が入ってきます。

円安だったおかげで、日本は、アメリカに日本製品を大量に輸出することができました。

そして、日本の経済が大きく発展しました。

一方でアメリカは、日本から安くて品質の良いものがどんどん入ってきました。

アメリカ人が、日本車を買うようになったので、アメリカの車メーカーは、儲からなくなりました。

アメリカの企業は、日本の企業に勝てませんでした。

その状況は、アメリカにとって悔しいです。

そして、日本の商品がアメリカに大量に入ってこないようにするには、どうしたらいか考えました。

円高はアメリカに有利

日本ばかり儲かるのを止める方法があります。

それは、円を高くすることてす。

円高になれば、状況が変わります。

円高にすれば、日本の商品の人気がなくなります。

なぜなら、日本の商品を海外で売る時に高くなるからです。

アメリカへ輸出される商品をアメリカで買う値段が高くなります。

そのため、円高の時は、日本の商品の海外での人気が落ちます。

円高ドル安なら、アメリカ製品を安く輸出できます。

これで、アメリカ経済を立て直そうとしたのです。

プラザ合意

1985年、プラザ合意が結ばれました。

プラザ合意とは、円高ドル安を作るためのものです。

プラザ合意は、日本とアメリカだけの合意ではありません。

先進5カ国はドル安を進めるために、協力しました。

そして、プラザ合意で、いっきに円高ドル安が進みました。

円高ドル安で嬉しいのは、アメリカです。

なぜなら、ドル安になれば、アメリカの商品が世界で人気になるからです。

プラザ合意の後の日本

プラザ合意の後、日本には、悪い影響がありました。

日本は、円高になりました。

円高になると、日本のメーカーが自動車やテレビなどを輸出しようとすると、海外での値段が高くなってしまいます。

日本の商品が海外で売れなくなります。

海外でものが売れなくなり、日本の輸出産業が打撃を受けました。

こうして日本は不況になりました。

 

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