年金のお金の集め方
年金としてお金を配るためには、政府は国民からお金を集める必要があります。
お金を集める方法は、2つあります。
ひとつ目は、積立方式です。
これは、自分の年金は、あらかじめ自分で払っておくやり方です。
積立方式の場合は、自分が収めた金額を、歳をとってから受け取ります。
保険料多く払った人は、年金をたくさん貰います。保険料あまり払っていない人は、年金をあまりもらえません。

ふたつ目は、賦課方式です。
これは、いま働いてる人が払った保険料や消費税などの税金が、そのまま高齢者に渡される方式です。

賦課式の問題点は、消費税は誰がいくら払ったのかと言う記録が残らないという点です。
消費税は、誰がどれほど政府に収めたのか、記録することができません。
誰がいくら消費税を払ったのかと言う記録がないと、年金が少ないのは政府のせいだと言う不満が溜まってしまいがちです。
日本の年金制度
日本の場合は、賦課方式がメインです。
働いてる人が払った保険料や、消費税などの税金が年金として使われます。

保険料と税金の違い
保険料も、税金も、両方とも国民が国に納めているお金の名前です。
保険は、働き手が納めます。
一方で、税金の中で代表的なものは消費税ですが、消費税は、買い物をした時に、国に納めます。

もともと年金の制度が作られたときは、若い働き手が多かったため、働き手が納めた保険料だけで
年金が足りていました。
しかし、今は、それだけじゃやっていけなくなっているので、消費税も年金として使われています。

また、低収入の人の国保は、全額免除制度のようなものがあります。
例えば0円しか納めてないのに、半額を納めたことにしてくれる制度です。
そのように保険が払えない分の年金は、消費税で賄われていると考えられます。