「労働の二重性」とは?イラストで簡単に解説

マルクス
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具体的有用労働

具体的有用労働とは、何かを作ったり、売ったりして、お客さんにメリットがあることする具体的な労働のことです。

使用価値とは、お客さんが感じるメリットです。

服なら「おしゃれ」

ケーキなら「美味しい」

などが使用価値です。

具体的有用労働は、使用価値を生みます。

抽象的人間労働

抽象的人間労働について語る時は、「その人が何をしたか」は、どうでもいいです。

その人が「何時間、働いたのか」が焦点になります。

交換価値とは、お金と交換する時の価値です。

つまり、商品の値段です。

2つの違い

「具体的有用労働」と「抽象的人間労働」は、何が違うのでしょうか?

具体的有用労働は、どんな労働をしたのかについてです。

料理をするという労働によって、お客さんがメリットを感じるものを作ることができる。

例えば、ケーキを作ったとします。

お客さんが感じるメリットは、「美味しい」ということです。

一方で、抽象的人間労働は、労力についての話です。

ケーキを作るには、労力がかかっています。

2時間かけて作ったのなら、それほど労力がかかっているということです。

ケーキが美味しくなかったとしても、労力がかかっているという事実は変わりません。

最後に

すごいお客さんにメリットのある商品を作る人もいますが 

一方で、お客さんにメリットの少ない商品を作る人もいるかもしれません。

例えば、ケーキは美味しいですが、ピーマンはまずいです。

しかし、両方とも、労力をかけて作ったのです。

そのため、両方とも、抽象的人間労働があります。

ケーキは美味しいけど、ピーマンはまずいから

ケーキだけ値段が高いということにはなりません。

労力の量によって商品の値段が決まります。

ピーマンが不味くても、時間をかけてその料理を作ったのなら、それに見合う金額の商品になるのです。

お客様がメリットを感じるかどうかは、あまり値段に影響しないのです。

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