ルソーは、自由に生きながら、協力するには、社会契約が必要だと考えました。
この記事では「自然状態」と「普通の国家」と「社会契約がある国家」をそれぞれ説明します。
自然状態
人は元々、思いやりを持って生活すると、ルソーは考えます。
人間は、本来はいい人なのです。
自然状態の時は、今のような「格差」はなく、皆が平等でした。
しかし、ある日「この土地は私のものだ」と言い出す人が現れます。
すると、富を奪い合うようになり、不平等な世の中になっていくのです。
国家
人が協力するようになると、国家が出来上がります。
しかし、国家ができても、王様が富を蓄えるだけです。
そのため、不平等は、一層激しくなるのです。
社会契約を結んだ国家
そのため、ルソーは、社会契約が必要だと考えました。
社会契約とは、国家と国民が結ぶ契約です。
政府の人は、国民の意志に従って、働くべきなのです。
また、国民みんなの意志のことを一般意志と言います。
政府は、この意志に従って政治を行います。
そのようなやり方をすることで、みんなと協力しながら、自由を大切にする社会を作れるのです。