GDPとは
GDPは、日本語で「国内総生産」です。
GDPは、その国の経済の大きさをあらわします。
GDPとは、国内で生産されたモノの金額の合計です。
「GDPが大きい」=「たくさん商売が成立してる」ということになります。
GDPが増えていれば、たくさん商売が成立していて、景気が良くなっているということです。
景気が良いと嬉しいです。
そして、景気が悪いと悲しいです。
では、どうしたら、景気が悪い状況を改善できるでしょうか?
不景気の原因
不景気の原因は「モノが売れないこと」です。
景気を良くするには、モノを買う人が増えれば良いわけです。
モノを買う人は誰でしょうか?
それは「国民」「企業」「政府」「海外の人」です
この4つを合わせると、買い物する人全員ということです。
不景気を治す方法
景気を良くする方法は、買ってくれる人を増やすことです。
消費か、投資か、政府支出か、純輸出が増えると、景気が良くなります。
消費を増やす方法
消費を増やしたければ、減税をすればいいです。
減税してる間は、お店の商品が安くなります。
減税してる時に買うとおトクなので、買う人が増えるのです。
投資を増やす方法
投資を増やすためには、銀行からお金を借りやすくすればいいです。
つまり、金利を下げれば投資が増えます。
レンタル料が安くなると、ビデオレンタル屋さんでビデオが借りやすくなるのと同じで、金利(お金のレンタル料)が安くなると、お金を借りやすくなるのです。
銀行からお金を借りやすくすることで、投資を増やすことができます。
政府支出を増やす方法
政府支出とは、公共事業などの財政政策です。政府がお金を使い、水道や道路を作ることです。
公共事業をすると、そこで働いた国民が、給料をもらいます。
つまり、財政支出は、建設業者の所得になるのです。
純輸出を増やす方法
輸出から輸入をひいたものを、純輸出と言います
輸出は、増やしたくてもコントロールできません。
景気過熱の原因
今までは、不景気を治す方法を考えていました。
ここからは、景気の過熱についてです。
景気が過熱するとは、お店の商品の値段がどんどん上がることです。
少ない商品を奪い合って買うと、商品は高くても売れるようになります。
買いたい人が多すぎると、インフレになるのです。
景気の過熱を治す方法
景気の過熱を治す方法は、買い物したい人を減らすことです。
買い物したい人が多すぎてインフレになっているので、買い物したい人を減らせば良いのです。
つまり、増税したり、お金を借りづらくしたり、公共事業を減らすと、景気の過熱を止めることができます。
まとめ
買い物する人全員のことを「総需要」と言います。
式にすると、こうなります。
総需要= 消費+投資+政府支出+(輸出-輸入)
総需要が少なすぎると、不景気になります。
総需要が多すぎると、景気が過熱してインフレになります。